SICILIA  シチリア シシリー その2



3 日目はタオルミーナ→ ノート→ シラクーザのドライブ。
春はこのあたりも野草が花をたくさん咲かせて本当に綺麗。
低い丘一帯がラベンダーでおおわれていたり、タンポポのような黄色い花だったり。
私は春が一番好き。
「Città di Noto」の表示版をすぎるとそこからは映画のセットのように2 階建ての家がまっすぐ並んでいました。

バルコニーはそれぞれ3 本の石版で支えられているのだが、そこにほどこされる彫刻がその家によって違う。船のへさきの女神のような彫刻や獣、渦巻き、または直線的な模様。
時間があったらそれだけ全部写真に収めたいくらい!この日も晴れ男ビットさんのおかげで、レアーレ門も大聖堂も空の青に浮かび上がるように美しい。
この空の透明な青さが外国。

ここで初めてジプシーに会った。セキセイインコを指に乗せた少女が近寄ってくる。「あら」と目を向けるとビットさんに「ジプシーだから」と注意された。露天商もいくつかあったし鳥笛売っている人もいた。どれがジプシー?近寄らないのが正解かな。
お昼は、落ち着いた色調のレストランに入った。レストランはどこも先ずはパンがに入って出てくる。ビットさん、ウエイターに何か頼んでいる...持ってきたのはバルサミコと小皿。そこにオリーブオイルと塩コショウを入れてパンに浸して食べていた。まねしてみた。「おいしー!」「ワインのつまみね!」食を楽しんでるなぁ~。私はだいたいパスタでお腹がいっぱいになってしまうので、メインもドルチェも食べないが、この時は「あっさりしたおやつないですかね?」と聞くと、日本の“ういろう”に似たゼリーのようなスイーツが出てきた。あれ、なんだったんだろ。あっさりして美味しかったよ。
ラクーザはまずギリ シャ劇場から。入り口からチケット売り場までがやたらと離れていて、その間にいわゆる仲見世が軒を連ねている。いずこも同じですね。その揚句、チケット売り場わかんないし!ギリシャ劇場は紀元前5 世紀に作られた円形劇場(屋外)で、今もイベントが行われている。私達が行ったときも舞台にベニヤ板、客席になにか貼ったりして準備が進められていた。
すごいことじゃない?弥生時代の遺跡で歌うってこと?近くに石切り場の跡があり、考古学公園になっている。「ディオニシオスの耳」と名付けられた洞窟は声がワンワン響く。実はここで歌ってみたかったんだけれど、どのくらい響くか確かめているうちに、他のお客さんが来てしま って、断念。

 この公園にも何本ものレモンやオレンジの木がある。日本のみかんの木とは違ってスラッとしている様に見えるのはお国柄?それとも私のひがみ?
シラクーザの市街地は、オルティージャ島という島。ここも美しい。
ホテルは、こじんまりとした建物でお部屋は2階だった。今回も窓を開けると「うわ~!」外は一面地中海。感激!
もうちょっと見ていたいけど市内観光へ。

 大聖堂。ガイドブックでひときわ目を引く大聖堂と広場とカフェのパラソルそして澄み切った空。
残念ながら夕方なので(それでも空青いいいいのですが)優しい色彩に。内部は白い壁の明るい造り。正面の赤子のイエス様を抱えるマリア様の絵がとても印象的。天井から柱から絵画や彫刻がとても凝っていて素晴らしく、時の権力者の力量が伺われる。アレトゥーザの泉はホテルのそばにあった。パピルスが自生している。へぇ、これがあの歴史の教科書にでてきたパピルス!ちょっとイメージ違ったなぁ。こんな、もじゃもじゃな葉っぱなんだ。この日の夕飯は日本人の奥様がシェフをやっているお店とか。店内には和物の民芸品や着物地のクッションなど私にとっては懐かしい物が飾られていた。異国の人は、どう見るんだろう?
もちろんここも海産物が売りで、握り寿司まであった。私はビールとおつまみに、タコとじゃがいものフリットを。これも正解。

隣のテーブルのご夫婦はフィレンツェから来られた方々で、奥様は日本人。仲良くさせていただけた 。イタリア人気質や、イタリア人の良さを教えてくださり、ちょっと見る目が変わった、というより日本人の見習うべきところもわかりましたね。素直に!率直に!
トイレの帰りに店のご主人が「うちのワイフに会っていかないかい?」と多分言ったと思います。ついていったら奥様が忙しいのに「遠いところまでよくいらっしゃいました」と笑顔で迎えてくれた。

この頃には、我々以外に4組くらいのお客様があったので忙しかったはず。

とても陽気に話してくださって嬉しかった。旅先の出会いってとても嬉しい。

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